メリハリと両立

新人大会、選手権大会、演劇祭などなど、いろいろな名前で秋の大会が行われています。大会により3年生が出場している学校もあり勝敗もいろいろですが、本校の各部新チームは、緊張感の中、チームワークで頑張っている様子が聞こえてきます。新人大会は、中間考査をはさんで11月にも多く行われます。

 さてここ数日、通学路で登校の様子を見ていると、たまに国語の問題集(漢字?)を見ながら歩いている生徒を見かけます。テストがあるようです。「歩きながらは危ないよ。電信柱にぶつかるよ」と声を掛けながら見ています。

 昨年今年はコロナで会場に長居できないため目につきませんが、数年前は週末の部活動の大会会場でも待合時間に勉強している生徒(どこの学校かはわかりません。種目、顧問の先生の指導などにもよるでしょうが)も見かけました。

 以前の学校のある生徒のこと。多くの生徒が問題集を開いている中、その生徒はどの大会でも問題集はまず開かず他の試合を見ていました。でもその生徒は、教室の休み時間は自分で買ってきた問題集をよくやっていました。生徒それぞれの勉強の仕方や状況があるので、どちらがいいとも言いません。その生徒にとっては、それがメリハリであり両立だったのだろうと思います。

 私たちは「勉強と部活動の両立」とよく言いますが、勉強・部活動それぞれの目標や受け止め方で、両立できているかどうか感じ方は違うのだと思います。目標が高いほど難しいかもしれませんが、自分がどちらも納得できるよう頑張ることによって、キャパシティは広がりポテンシャルは高まるのだと思います。

 考え方は人それぞれ、高校生活に何を求めるかもいろいろです。でも、まず自分が納得できる高校生活を送り、進路に向かってくれると良いなと思います。